アプリケーション
サーキットでの効果を車両開発過程で決定
レースカーの空力解析
レースカーのパフォーマンスは、走行速度、ラップタイム、およびドライバーランキングにより決まります。しかし、これら値の基礎となるのは、エンジン、サスペンション、およびボディーデザインなど、車体の設計です。車両設計では、空力や気流の制御が重要な役割を果たし、空力抗力、ダウンフォース、揚力バランス、横力やモーメント、さらにはエンジンやブレーキの冷却流量などのバランスが必須です。
PowerFLOW®は、最適なパフォーマンスを引き出す車両設計に役立つ流れの可視化とともに広範なデータを提供することができるため、変化が激しいレースカーの開発環境に適しています。車高、走行速度、ホイール位置、および横風やスリップ角などが、サーキットでのキーポイントとして計算され、実際のサーキット上と同じ条件のもとで、空力調整や設計上の選択の効果を評価することができます。
各種レースカーおよびハイパフォーマンス車両に共通するのは、ウィング、スプリッタ、スポイラー、アンダーボディグランドエフェクトなどの空力デバイスを使用して車両上部サーフェスに高い圧力を捕らえ、下面にサクションを発生させる点です。多くの場合、これらのデバイスにより渦流や伴流のような非定常的な流れが生成され、車両形状を調整する上ではこれらを把握することが重要です。PowerFLOW固有の非定常シミュレーション手法により、時間依存の流体構造を正確に解明することができます。空力特性を解明することで、レースカー設計を改善するためのアイディアが生まれ、結果としてラップタイムの短縮につながります。
冷却性能
レースカーの設計では、幅広い空気流制御に関する課題が課せられます。ハイパフォーマンスなエンジンやブレーキを冷却するために流れを分散することは、車両の抗力やダウンフォースにも密接に関係します。PowerFLOWの熱制御機能により、形状、冷却気流パス、熱交換器やブレーキ冷却の性能を最適化するためのトータルな手法を提供します。
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