プロダクト
PowerSPECTRUM 概要
PowerFLOW®のシミュレーションでは、対象となる流体およびサーフェスにおける時間ステップごとの圧力、流速、および温度変動に関して膨大な情報が生データとして生成されます。このデータから得られる膨大な情報を活用するには、流体とサーフェスにおいて着目すべき領域のデータを頻繁にサンプリングして保存する必要があります。PowerSPECTRUMのポスト処理ツールは、グラフ、可視化、およびアニメーション用の重要なデータを抽出するための計算方法やオプション機能を提供し、これによりPowerFLOWの解析結果から新たな知見を得ることができます。
PowerSPECTRUMは、流体およびサーフェスの測定位置におけるデータを時系列解析や周波数ドメイン解析を行うことにより、時間依存データのポスト処理を行うためのツールです。対象とする周波数で発生する流れの構造を、フーリエベースのフィルターをかけることで全体の流れ場から分離させることができます。
非定常での空力解析
PowerFLOWによる詳細な乱流シミュレーションは、すでに多くの分野で活用されています。一方乱流は車両上の動的な力を発生させ、平均的な空力上の力の元となるはく離した非定常流れを伴っており、PowerSPECTRUMを用いることにより、この非定常流れの領域やボディーのサーフェス上の流れ構造および周波数レスポンスを新たな方法で分析することができます。
- 渦流およびウェークなど低周波数で大規模な流体運動を数値化することができます。
- 乱流の変動をより高い周波数でシミュレーションすることができます。シミュレーション内で解かれる乱流渦のエネルギーと構造を表示することができます。
流体騒音解析
車両に沿って流れる空気により生ずる騒音は、車両設計における課題の1つです。PowerSPECTRUMでは、車両の表面や車両付近の乱流領域、および遠距離に伝播する騒音領域におけるPowerFLOWの結果をトータルに分析することができます。周波数ベースの流れ分析手法を利用することにより、以下のような現象を調べることができます。
- 乗客に聞こえる騒音の発生につながる車両表面の圧力変動レベル
- 着目すべき流体領域内および遠距離場方向への音波伝播
- サンルーフ、オープンウィンドウ、およびコンバーチブル車における、せん断層の流れと音響共鳴特性の連成
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